HCT Tokyoについて

7/28,29に東京で行われるHCT Tokyo ツアーストップ ブラケットとデッキリストが公開され、選手達が次々と東京へと集まってきている。オフラインの決勝に進んだ16名の選手はいずれもオンラインの予選で200名近くの競合を抑えて勝ち上がってきた強者である。

6/30~7/1の二日にわたって行われたHCT Tokyoツアーストップの日本予選

僕もその予選に出場した一人だった。結果から言うと、ベスト8 東京行きの切符をあと一歩のところで取り損ねた。

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予選に持ち込んだ4デッキ、それぞれの戦績はこちら

4H1Bの経験が浅く、当時の環境を席捲していた挑発ドルイド、シャダウォックシャーマンの練度が低かった僕は、6月のラダーに使用していたデッキを大会にあわせてカスタマイズして持ち込むことに決めた。

ポイントにつながる大会はこれで2度目、ツアーストップは初出場だった僕は、デッキ提出の時点では3勝ぐらいできたらいいなとしか思っていなかった。備忘録も兼ねて印象に残った試合を記していく。一番このブログで触れたかったことはこの後になるので、興味のない人は緑の文字まで飛ばしてください。

 

一日目、4戦目で知り合いのふぉんさんと対決、「お前主人公かよ」と言わしめるほどの引きを見せつけ不利マッチを覆す勝利。

4勝0敗で迎えた5戦目、相手は選手権常連 金バック持ちのMachampだった。ケレセスを引いたデンチに対しマナアリとソニアを引けなかったMachamp、3-1でまさかのジャイアントキリングを起こす。

いちばん驚いていたのは自分だった。ARAI配信で自慢気に5-0を報告すると、皆僕を祝福してくれた。

いつもTwitchのチャット欄で配信者を茶化している自分が、一人のプレイヤーとして認められた気がしてうれしかった。

 

二日目、6戦目はシャダシャーマンに対してティランタスをたたきつけるなどして勝利。この時点で6-0で3人が並んでいた。6-0のkamaretaiさんかマイマイさんどちらかと当たるだろうと思っていた。

7戦目、Readyボタンを押し目に飛び込んできたバトルタグは「nukesaku#1872

いつも配信を見て、よくコメントしているnukesaku選手が相手で浮ついた気持ちと、負けたくないという気持ちが半々で試合をしていたので試合内容はあまり覚えていない。覚えているのは一戦目ZOOでブン回って勝ったことと、三戦目7ターン性悪ティランタスを叩きつけたこと。3-0で勝利して7連勝 この時点でプレーオフ進出が確定した。試合後、「トップ8の1戦がんばってください」とチャットで励ましの言葉をいただいた。

8戦目はマイマイさん、今大会無敗で来たZOOをBANされた。奇数パラが足を引っ張り0-3で敗れる。初日の日程終了時点で一番当たりたくないと思っていた構成がマイマイさんだったので、突破確定したあとに当たったのはまだ運がよかった。

 

東京の本戦に進めるかどうかはプレーオフのラスト一戦で決まる。相手はスイスドローでも対戦したMachampだった。スイスドローで勝っているということ、こちらのデッキがすべて相手の持ち込んだクエストローグに有利ということがあり、余裕というか、慢心というか...東京行きもらった!と思っていた。

こちらはスイスドローと同じく挑発ドルイドをBAN、相手はZOOをBAN この選択には面食らった。スイスドローではミラクルをBANしてきたため、今回も同じ選択をすると思っていたからだ。

一戦目、ミラクルVSクエロ 3ターン目ゴロツキ4ターン目ファルドライと順調すぎるスタートを切るも、シャードと退散で序盤の攻勢をいなされクエスト達成まで漕ぎつけられる。相手がジリ貧になったと思ったとき、ゲームを壊したのはソニアだった。擬態の卵でソニアを増やしていた相手に急襲、突撃ミニオンを絡めて4/4のミニオン達を処理され、いつの間にか盤面には4/4聖なる盾挑発が並んでいた。

二戦目、性悪ドルVSキューブロック スイスドローではケレセスを引けていたが、そう何度もうまくは行かず。2ターン目ヒロパを打つと相手は「感謝する」とエモートを打ってきやがった。7ターン目には大量のドゥームガードを展開され殴り殺される。

三戦目、性悪ドルVSシャダシャマ 火霊術師型のシャダシャマのため、このデッキに対し奇数パラディンが大きな不利を背負うことが分かっていた。ほぼ諦めムードに。序盤の動きが貧弱だったものの、7ターン目性悪からティランタスを召喚。リッチキングの死の掌握からシャダウォックを奪うことに成功したが、気づいたら殴り殺されていた。デンチの挑戦は終わった。

以上が、僕の覚えているHCTTokyo日本予選の記録 ここから僕が本当に書きたかったこととなります。

 

なぜこんなブログを書いたかというと、本戦が近づいて日本選手のみんなが東京に着いた!と報告上げているのがうらやましくてたまらなくなったから、そして日本選手4人を応援したい思いが高ぶったからです。

僕はいつもレジェンドに到達するのがやっとで、日本からの選手4人は皆毎月レジェンドは当たり前のレベルに到達している人たち。とりわけ僕が最後に対峙したMachamp選手はラダーのメタを変えるほどの影響力を持つプレイヤーで、知名度も抜群。

実力で劣っている僕がどうこう言うのはおこがましいかもしれないが、日本選手4人、特に自分と二度直接対決したMachamp選手には本当に頑張ってほしい。Machamp選手が優勝したあかつきには、「僕はスイスドローであいつに勝った」と鼻高々に吹聴するつもりだ。

この大会の収穫は、普段のラダーでは当たらない強豪プレイヤーと対戦できたこと、また、自分もハースストーンというゲームで何かの拍子で結果を出せるレベルまで来ているんだなと感じられたことだった。

ノーマークのカタカナネームがベスト8ということで、ハースストーン界隈で一気に注目されて、いろんな人がTwitterをフォローしてくれたのもとてもありがたいことだった。

この大会だけの一発屋にならないよう、これからもハースストーンの競技シーンの片隅にいて忘れたころにまた大会を荒らすようなプレイヤーでいたいと思います。