【25歳おめでとう】蒼汁 激動の1年間を振り返る・後編(2019上半期)
前編では2018下半期の蒼汁を振り返りました。
ここからは2019年。新年の目標を毎年"がんばらない"と言ってごまかしている蒼汁がこの半年でどうなったのか振り返っていきましょう。
2019年上半期
1/12,13 第4回ハースストーングランプリ解説
年初恒例ハースゲーマーズ主催の招待制大会ハースストーングランプリのメイン配信解説を担当。
選手、実況解説ともに投票によって選ばれた人のみが参加できるこの大会において、
蒼汁は選手部門3位(841票)、実況解説部門1位(624票)となる得票数で界隈での人気知名度の高さを実証した。
選手、実況解説両方で当選した場合は本人がどちらかを選択することになるが、蒼汁は実況解説を選択した。
キャスターとしてコンビを組んだのは、公式実況でもおなじみのシンイチロォ氏。
何度もコンビを組んでいるだけあって、ゆとりのある実況解説を二日間演じ切ってみせた。...と思いきやウイニングランでつまづくのが蒼汁という男である。
Twitchクリップ Twitch
1/26,27 冬季アジアプレーオフ出場
ポイント制最後の大会となる冬季プレーオフが始まり、蒼汁も選手として参加した。
蒼汁が持ち込んだデッキはメックトゥーンウォーロック、クローンプリースト、ハイブリッドハンター、タイガーシュートパラディンというアンチコントロールのラインアップ
スイスドローラウンドを5勝2敗の6位で終え、ダブルエリミネーショングループBに進出する。 ダブルエリミネーション一回戦は韓国のDefinition選手に敗れ、ルーザーズで同じく韓国のcocosasa選手に勝利。
ベトナムのTyler選手と世界シーズン選手権に進出できる最後の1枠を賭けて争うこととなった。
蒼汁はこの大会中、スイスラウンド4戦目ですでにTyler選手と対戦し、勝利をおさめていた。グループAでベスト4を決めたTansoku選手に続く日本人二人目の世界大会進出になるかと蒼汁には期待が寄せられた。
結果は3-1でTyler選手の勝利。蒼汁の挑戦はベスト6で幕を閉じた。
この結果により蒼汁には通称"金バック"と呼ばれる公式大会上位入賞者のみが所有できるカードバック"ゴールデンセレブレーション"が授与された。
プレミだと?
— 蒼汁 (@Aojiru2581) 2019年2月3日
このカードバックが目に入らぬか!!!
”力”を手に入れた蒼汁
Oemunnさん @Oemunn 作 pic.twitter.com/hXFITZ323F
大会終了後、蒼汁は大会を振り返りこうツイートした。
悔しい。
— 蒼汁 (@Aojiru2581) 2019年1月27日
だが、これでいい。
これでこそHearthstone。
胸を張れ・・・
手痛く負けた時こそ・・・っ!
胸を・・・。
一見敗北を潔く受け入れるかっこいいツイートだが、Twitterの翻訳機能により英訳すると「手痛く負けた」の部分がなぜか"painful handjob"(意味は自分で調べてね)と翻訳され、
海外のプレイヤー、実況者の誤解を招くこととなってしまった。(程無くして正しい英訳文をrikapi氏が投稿し誤解は晴れたが、しばらくは配信でネタにされ続けた。)
彼が大舞台で世界の強豪としのぎを削り結果を残したことに感動させられたのは確かだ。だが、ただの強いかっこいい男というだけでは終わらず最後にオチが付くあたり蒼汁という男はやはり何か持っているなと思わせられる出来事であった...
2/12 青汁王子、逮捕
蒼汁本人の話ではないのだが、メディアへの露出も多かった青汁王子と呼ばれる会社経営者が脱税で逮捕されたニュースがHS界隈でも話題となった。
というのも配信者の蒼汁が配信中に冗談で「脱税最高!」とたびたび口にしていたからである。
偶然の産物であり蒼汁自身には何の落ち度もない事柄だが、このネタに蒼汁リスナーが食いつかないはずもなく、しばらくは蒼汁王子、脱税イジりが続いた。
3/22 隻狼配信 70時間かけ一つ目のエンディングを達成
フロム・ソフトウェアの新作ゲーム 隻狼SEKIRO:Shadows Die Twiceを配信にてプレイ。
フロム・ソフトウェアと言えば高難度のアクション、複数エンディングで有名である。発売日の夜からストーリーを進め約70時間かけて一つ目のエンディングに到達。
アーカイブを残してくれとの声も多く、本人も「アーカイブ残すか~」と言っていたが結局残しておらず期限切れで現在録画を視聴することはできない。
4/1 RED ONEとストリーマー契約
多くの人にとってこの出来事は寝耳に水だったに違いない。4月1日の昼過ぎ、蒼汁とRED ONEの社長Yanaken氏が同時に蒼汁のRED ONE入りのニュースを伝えた。
RED ONE、蒼汁氏とのストリーマー契約のお知らせ|株式会社RED ONEのプレスリリース
これまで一般企業に勤めながら空き時間を使って配信をしていた蒼汁であったが、RED ONEの一員としてサポートを受けながら配信を仕事にすることとなった。
RED ONEの同僚には、ハースストーン界隈でもおなじみのYanaken社長をはじめ、ドラクエライバルズをメインに活躍するトシ氏、カードゲーム全般のご意見番的立ち位置のちょもす氏など個性的な面々が揃っている。
この日のツイートで蒼汁は「今年は超挑戦の年にする」と改めて目標を掲げた。
年末年始の配信では「来年(今年)の目標は?」と聞かれるたびに「がんばらない」「現状維持」などと答える蒼汁が"超挑戦"という至極前向きなワードを使ったことから真剣さが窺える。
もしくはただ単に体のいい言葉として選んだだけか
配信業一本に絞ったことで、ストリーマー・キャスターとしてだけでなく選手としての活躍、イベントへの露出が増えることも期待できる。
これからも"超挑戦"の蒼汁を視聴者として追い続けていきたい。
4/9 YouTubeチャンネル開設
4月9日の夜、YouTubeチャンネルを開設した旨をツイート。
1本目の動画は顔出しで簡単な自己紹介をする短い動画。そして同日のうちにマリゴスローグの動画を投稿。
開設から今までの蒼汁YouTubeチャンネルの動画を大まかに分けると
- 一つのデッキを用いた対戦動画
- Twitch配信のハイライト
- ハースストーン関連の最新情報の解説
の三種類に分けることができる。
ハースストーン関連の最新情報(新拡張、カードの調整など)動画は、情報が出てすぐに動画を撮りはじめその日の朝には動画化して投稿するというスタイルを確立しつつあり、情報解禁から投稿までの早さを自ら「歩く流星群」と例えている。
ネーミングセンスはさておき、この二つ名は根付きつつあるようで、公式が大きな発表をした際には「流星群早くしろ」と動画化を急かすツイートも散見される。
4/14~18 0から始めるレジェンド企画
日本Blizzardの悪党同盟リリース記念イベント「春だ!爆誕プレゼントキャンペーン」の企画内にて、蒼汁がストリーマー代表の一人として抜擢された。
企画内容は「ハースストーン新規アカウントを作成し資産のない状態からレジェンドを目指す様子をTwitchで配信する」というもの。
4月14日の13時にランク50からラダーをスタートし、初日にランク13まで到達。
翌日からも配信上にて順調にランクを上げていき、5日目の4月18日にレジェンドに達成した。
企画スタートからレジェンド達成までの道筋や、各ランク帯での使用デッキは下のダイジェスト動画から見ることができる。
4/25~28 世界選手権実況解説
ハースストーン2018~2019シーズンの世界王者を決める戦い「HCT World Championship 2019」が4月25日に開幕。
日本語チャンネルのキャスター陣は蒼汁,シンイチロォ,oyatsu,ふぁんだむ,イケビー,テンペスト
蒼汁とふぁんだむ氏は4日間すべて出演というハードなスケジュールが組まれた。
スタンダード環境がドラゴン年にローテーションし初めてのHCT大会となった世界選手権。
選手だけでなくキャスター陣にとっても、環境を短い期間で把握しなければならない難しいタイミングの大会であったが、日本キャスター陣は見事に大舞台の実況解説を成し遂げた。
決勝で対戦したのはHunterace選手とViper選手。2018年コンスタントに結果を出し続けてきた両選手が決勝まで駒を進めたのは何の不思議もなかった。
一年を締めくくる最高峰のBO5、日本語配信のキャスターを務めたのは実況・ふぁんだむ 解説・蒼汁。2-2までもつれこむ息もつかせぬゲーム展開、制したのはHunterace選手だった。
優勝トロフィーの授与が行われ、配信の締めくくり。感極まった蒼汁は"またしても"ウイニングランでつまづいてしまう。
TwitchクリップTwitch
5/17~ グランドマスターズ実況解説
ハースストーン競技シーンの新たな試み、グランドマスター大会が5月17日からスタートした。
日本からグランドマスターに選ばれたのは2018-19シーズンで大活躍したAlutemu選手とglory選手。
この大会はほぼ毎週金曜~日曜に試合配信が行われ、日本語配信のキャスターは基本的に蒼汁、せんとす、おやつ、gundamflameの4名がローテーションで担当。
7月12日現在、アジア地域ではAlutemu選手がすでにディビジョン1位通過を決めている。
6/1 小田原市出身のプロストリーマーとして地元紙に取り上げられる
ゲーム界のプロ選手誕生 小田原市の古谷さん | 小田原・箱根・湯河原・真鶴 | タウンニュース
またしても寝耳に水な出来事。蒼汁が小田原市の古谷さんとしてタウンニュースの記事に掲載された。
この記事に対しての界隈の反応は大きく分けて4つ
- 地元紙に取り上げられるとはすごいな蒼汁
- 本名公開!?
- 24歳!?
- この写真、なんで負けてるのにドヤ顔してるんだ
椅子に腰掛けカメラに目線を向けている記事のトップ画像、非常にスマートな印象を持たせる写真だが、奥のモニターをよくよく見てほしい。
手前側のヒーローは爆発しているのだ。
それを知ってから改めて写真の蒼汁の表情を見ると、心なしか悲しい表情にも見える。
蒼汁が取材を受けるに至った経緯は、前述のRED ONEのプレスリリースが記者の目に留まったことがきっかけだったそうだ。
本人曰く、本名イジりはそれほど嫌ではないがTPOと節度をわきまえてほしいとのこと。
蒼汁は実況解説で公式配信にも多く出演しているが、本名の話題は蒼汁の個人配信であいさつ程度に留めるよう心がけよう。
6/8 マスターズ予選ベスト8を6回達成し、マスターズソウルへの参加資格を得る
8月16~18日にソウルで開催されるマスターズツアーへの参加資格を得るための大会マスターズ予選にて、ベスト8を6回達成。
いわゆるドラゴンボールルートでソウル行きの切符を手にした。
マスターズ予選は2019年4月からハースストーン競技シーンの主なフォーマットとなったスペシャリスト形式が採用されている。
蒼汁はソウル予選一発目からスイスラウンドを突破するも決勝で敗れ準優勝で終わってしまう。
コラム:蒼汁Twitterのbioは不定期で更新されているのでこまめにチェックしよう
上の写真はマスターズ予選決勝で敗れた後に更新された。
5月16日にBlizzardからマスターズツアーへの参加資格に関する変更が発表され、マスターズ予選ベスト8を6回達成したプレイヤーにも参加資格が与えられるようになった。
蒼汁はアジア・NAの予選大会参加を重ね6月8日のマスターズソウル予選#139にて期間中6回目のベスト8を達成。最後にスイスラウンド抜けに導いたのは爆弾ウォリアーだった。
改めまして、ソウル確定したデッキを自慢させてください。
— 蒼汁 (@Aojiru2581) June 8, 2019
3rdデッキをメカ対策かメイジ対策にするか迷いましたが、結果的に一度も当たりませんでした。(対ノミプリで使用した)
エリシアーナは一度も使わなかった。 pic.twitter.com/oTST7S7nf0
多くの日本人プレイヤーが出場するマスターズツアーソウルは8月16日に開幕する。
もちろん配信もあるのでそれぞれのお気に入り選手を応援しよう!
2019年7月13日 蒼汁25歳の誕生日
ハッピーバースデイ蒼汁 これからも体調と糖質の取りすぎに気を付けながら配信・動画投稿・パチスロを引き続きがんばってください!
そしてもし自叙伝を出版する予定がありましたら是非僕にも声をかけてください。帯の一言コメント、ゴーストライター、Amazonレビューの水増しなんでもやります!!
2019上半期の振り返り、いかがだったでしょうか?
ハースストーンというゲームもこの1年で多くの革新がもたらされたように、蒼汁もこれだけ多くのイベントを一年で体験しているのだなと書いていて改めて思いました。
配信者という特殊な肩書きで名が通っているからこそ、こうやった"他叙伝"的なブログが成立するんだなとも思ったりしました。
前のブログで書いたこと、蒼汁はいずれ世界を獲る男であるという僕の持論に揺らぎはありません。そしてその"いずれ"は日に日に近づいているように感じます。
その"いずれ"を良い状態で迎えるために、体にはくれぐれも気を遣ってください。これは一視聴者としてのお願いです。
前回のブログから一年弱、蒼汁配信に辿り着いてから3年。やはりまだ蒼汁と直接対面できていない。本当の意味での邂逅を果たすのはいつになるのでしょうか。
それでは2020年の7月13日にまたお会いしましょう。アディオス!