【後編/2020上半期】蒼汁配信譚~彼は日本のストリーマー、蒼汁~

ストリーマーに憧れたことは?誰だって一度はあるはずだ。



私は日本のハースストナー、デンチ

日本のアウトランド、神奈川県小田原市

どうやら大人気のストリーマーが住んでいるらしい。

男の名は、蒼汁



私が蒼汁という男の存在を知った時

めちゃくちゃ興奮したのを覚えてる。

このブログは私が彼の一年を追い、綴った冒険譚ならぬ《配信譚》だ。




2020年1月~

1/4 ドラゴンボールルートでマスターズバリを決める

 年明け早々、蒼汁はまたも成し遂げた。
すさまじいペースでマスターズ予選を勝ち抜きドラゴンボールを集め、バリ予選では世界で最初にドラゴンボールルートで権利を獲得した男となった。
権利獲得直後、喜びいさんでこうツイートした。

蒼汁の夢見た真珠色の砂浜は、うたかたの夢と消えることをこの時の彼は知る由もなかった…

1/10 note開設 文才の片鱗を披露

 彼のしたためた最初の記事は、読む者を引き込む圧倒的な表現力と、誰も到達できなかった驚くべき着眼点と絶賛された。

力|蒼汁|note

1/11 hearthgamers主催 ハースストーングランプリ選手として出場

 年始恒例ハースストーングランプリに今年もエントリー。
前回と同じく選手部門3位、実況解説部門1位となる得票で相変わらずの界隈人気を示した。

選手、実況解説両方で当選した場合は本人がどちらかを選択することになる。昨年は得票数の多い実況解説で自分が求められていると、選手としては辞退しキャスターに回ったが、今年は選手として参加することを選択した。

選手として挑む最初のハースストーングランプリ。初戦の相手はグランドマスターGlory
グランドマスターのミスのないプレイングに、乱闘での不運も重なり惜しくも初戦敗退となった。

ハースストーングランプリ第5回のアーカイブは残念ながら残ってはいないが、
Twitterで #ハスグラと検索すれば面白シーンの切り抜きを見ることが出来るので、興味があれば検索してみよう。

1/16 Twitchフォロワー1万人突破

1/19 龍が如く7配信開始

Twitchにアーカイブあり

www.twitch.tv

1/25 iPad Pro 12.9インチ購入

2/1~3 マスターズアーリントン出場

 アメリカ、テキサス州のアーリントンにて行われたマスターズアーリントンに出場。今回も石炭を食う鉄の鳥にまたがり現地に前乗りした蒼汁。
もはやこちらも恒例となりつつある他の日本勢との現地配信を行い、現地の雰囲気や大会前のリラックスした表情を視聴者に届けてくれた。

大会日程は日本時間の2/1からスタート。day1初戦から2連敗を喫す。
2連勝で戦績をイーブンに戻すも、day2進出のかかる5戦目に敗れた蒼汁。2大会連続のマネーフィニッシュとはならなかった。

日本時間2月3日、韓国のsurrender選手,Ryvius選手,che0nsu選手,dawn選手そして日本のGM Alutemu選手とともにアーリントンの遊園地Six Flagsに繰り出した蒼汁。
Alutemu選手が英語を、Ryvius選手が日本語を話せるということもあり、英語が不得意な蒼汁も異国の地で快適に遊ぶことが出来たようだ。

写真手前左がSurrender選手 右がDawn選手 奥前列左からche0nsu選手、Ryvius選手 奥後列左からAlutemu選手、古谷さん

そして帰国の日…

1週間弱の滞在でテキサスの地に惚れ込んだ蒼汁は、ひとり現地に残りカウボーイとなったのであった。

2/17 マスターズヨンショーピング予選優勝

 後述のイベント参加が決まっていてスケジュールが限られていたこともあり、今回の予選はかなりのハイペースで参加し続けていたが、best8あと一歩のところで逃し続けたヨンショーピング予選。
初めてbest8に入ったマスターズヨンショーピング予選#30にて優勝を果たし、無事今回もマスターズツアー行きの権利を得た。

権利獲得の瞬間は配信されていた。
リーサルを導いた瞬間の蒼汁の感極まった表情は非常に印象的であった。

2/19 COVID-19拡大の影響によりマスターズバリがロサンゼルスに変更→3/7オンライン開催へ変更

2/20 ハースストーンサミット参加 with b787 ahirun

 事前情報一切無し、ハースストーンコミュニティにおけるインフルエンサーを集めて行われたハースストーンサミット。日本からは蒼汁、b787氏、ahirun氏が招待され、ロサンゼルスへと出向いた。
蒼汁にとっては実に3週間足らずでのアメリカ再訪。蒼汁は日本だけに収まるにはもったいないプレイヤー/ストリーマーになったようだ。
サミットの内容は主に4月のスタンダードローテーション、それに伴う大きな調整に関する情報だったようだ。

3/8 TwitchStreamerBattle#1 UNO

 TwitchJPの有名配信者を集めて行われたオンライン対戦企画 "TwitchStreamerBattle#1"に招待され参加。
第一回の対決種目はUNO 蒼汁の組み込まれたグループCにはDetonatorのYamatoN氏、そして日本におけるレジェンドプロゲーマー、ウメハラ氏が同席。

1回戦、蒼汁はウメハラ氏の大チョンボもありグループCを1位通過。2位のウメハラ氏とともに勝者卓Bに進む。
蒼汁視点 ウメハラ視点

勝者卓Bでは序盤から苦戦を強いられる蒼汁。一方ウメハラ配信で衝撃の事実が明かされることになった。

蒼汁は泳がされていた

レジェンドウメハラの手の上で転がされていた蒼汁は勝者卓B最下位に沈み、操り手のウメハラ氏は決勝戦へと歩みを進めた。
ダイゴウメハラは決勝戦でも実力を遺憾なく発揮しUNOの世界でも頂点を獲った。

氏の「蒼汁は泳がせていた」発言が本当かハッタリかは結局のところわからなかったが、
大会後蒼汁は「あのウメハラにたくさん名前出してもらえたの冷静に考えてすげぇよな」と悔しさの裏に満足気な表情をのぞかせた。

3/11 Zunda氏にいただいたOverWatchを配信でついに始める

3/20 17:00 新カード「頂点捕食者ジクソール」公開

 「灰に舞う降魔の狩人」新カード公開スケジュールが日本時間3/18未明に公開された。
私はリストの中に"aojiru"の名前を確認した。
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「イベントには呼ばれるのに新カード公開は任されない」と常にイジリのネタにされてきた蒼汁だったが、今回ついに大抜擢を受けた。

youtu.be

もうお分かりかと思うが、このブログの導入はこの動画のオマージュである。

この動画に関しては「クオリティ高い!」「普通に強そうでネタにできない」などの反応があった。

"頂点捕食者ジクソール"は彼にとって忘れられないカードとなっていくはずだ。

3/21~23 マスターズロサンゼルス(オンライン)出場

 当初バリで開催予定だったがコロナウイルスの影響でロサンゼルスに開催地変更、のちに現地に集まることはせずにオンライン形式に変更となった。
紆余曲折の末開催された大会であったが、ホテルや航空機のキャンセル等への補填として参加者には850ドルが配布されることが決まっていた。

day1 3勝2敗でday2へ進出。4-4で迎えた最終戦、5勝すれば賞金上乗せという大事な一戦で日本のokasinnsuke選手に敗れ、9戦フルに戦って850ドルという悔しい結果となった。

後述するすでに開催されたマスターズツアー・ヨンショーピング(スウェーデン)、7月16日から開催のマスターズツアー・アジア太平洋地域、マスターズツアー・モントリオール(カナダ)までの3大会もオンラインでの開催に変更となった。

大規模大会で海外に赴く度に、日本勢との現地観光や世界のプレイヤーとの交流を楽しんでいた蒼汁にとって大会の楽しみが減ってしまうことになりそうだ。

3/21 あつまれ どうぶつの森配信

3/27 灰に舞う降魔の狩人 セオリークラフト配信

前編で記載した今までのセオリークラフト配信と大枠は同じのため詳細は割愛させていただく。

蒼汁視点のセオリークラフトの様子はYouTubeにてアーカイブが挙げられている。

youtu.be

3/29 ハスリンピック

 ハースゲーマーズとbeerbrickの共催によるコミュニティ大会ハスリンピックが前日の28日に唐突に公表された。
蒼汁はこの大会のキャスターを担当し配信場所にも蒼汁のTwitchチャンネルが用いられた。

勝戦のみアーカイブが残されている。

www.twitch.tv

4/5 バトグラダービー

日本のバトルグラウンド上位プレイヤーを集めて行われたバトグラダービーの実況解説をなんと蒼汁一人で担当。
蒼汁の所属するRED ONEが配信のカメラ切り替え等を担った。

個人プレイヤーのクライアントではバトルグラウンドの8人でのフレンド戦は未実装だが、今回特別に公式からアカウントを借りることでコミュニティレベルでのバトルグラウンド大会が実現することとなった。

バトルグラウンドの実況はさすがの蒼汁でも初めての経験であったが、無事イベントは成功を収めた。

バトグラダービーもYouTubeアーカイブが残されている。
バトルグラウンドの環境は現在とかなり異なっているためプレイングの参考になるかは怪しいが、上位勢の熱い試合とキャスター蒼汁の大車輪の活躍をぜひとも見てほしい。

youtu.be

4/11~12 イリダン党選手権オンライン予選 キャスター

4/15 蒼汁、配信はじめて10年

15歳の蒼汁少年が配信者としてのキャリアをスタートしたのは10年前。

有名になりたいと船を漕ぎだした配信者という航路。あの頃の蒼汁が思い描いたのはこんな配信者像だったのだろうか…




信じられないかもしれないが、26歳になった日の君は…




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猫耳を付けているよ…




4/18 グランドマスターズ2020 season1開幕 実況解説

 2年目となるグランドマスターズが開幕した。日本からは去年から引き続きの出場となるAlutemu選手・Glory選手、そして去年のマスターズツアーで好成績を残したposesi選手が抜擢されアジア太平洋のグランドマスターとして出場した。
蒼汁は今シーズンもせんとす氏、GundamFlame氏とともにキャスターを担当。

 ここで視聴者側に気を付けてほしいことがある。
Blizzard社がYouTubeと競技シーンの配信提携を結んだことにより、今年から日本語配信を含めハースストーンの大会は主にYouTubeで配信されることとなった。大会を見たいと思った際Twitchを開かないよう気を付けよう。

4/25 デーモンハンター生誕祭 MC

 フェニックス年開幕と同時にハースストーンに追加された新クラス「デーモンハンター」
その生誕を祝うイベントがこの日行われた。本来オフラインで行われる予定のイベントだったが、コロナウイルスの影響でオンライン開催に変更となった。

蒼汁はメインイベントのイリダン党選手権決勝戦のキャスターも担当した。

4/25 第1回超弩級・ど・麻雀ないとふろんてぃあ

4/26 TwitchStreamerBattle#2 Jump King

 TwitchJPの配信者オンライン対戦企画TwitchStreamerBattleに蒼汁が第二回に続き招待された。
今回、対戦種目は直前まで参加者にも明かされず、参加者公表の時点でもタイトルは『Twitch Streamer Battle - ???』とされていた。
対戦当日に対戦種目が「Jump King」であると告知された。

ルールは非常にシンプルで、より高くまで登ったら勝ち。
しかし、今回は視聴者にも賞品獲得のチャンスがあるスペシャルルールが設けられた。それは、競技中のおもしろシーンをTwitchのクリップ機能で記録したものの中から特に傑作のクリップを表彰するというもの。

蒼汁は序盤のステージ、いわゆる「森」を一生抜けられず悪戦苦闘。登っては落ち、登っては落ちを繰り返す配信画面がしばらく続いた。
悪戦苦闘しながらもジャンプのコツを掴んだ蒼汁、どの位置から飛べばより確実かも試行錯誤の末わかりはじめ、雑談をしながら登る余裕が出てきたときに あのシーン が生まれた。

このクリップは傑作クリップ3つのうちのひとつに選出された。
蒼汁とクリップ作成者ゆうれあさんにはTwitchバックパックが贈られた。

5/22 マスターズツアーオンライン ドラゴンボールルートで権利獲得

 今回のマスターズ予選ではグランドマスターのキャスターで日程が縛られていたこともあり、思うようにbest8カウントを稼げずにいたが、最終週にてドラゴンボールを集めを成就させた。

6/2 VALORANT 正式リリースと同時に配信開始

6/7 グランドマスターズ2020 season1決勝戦

 この出来事はまだ記憶に新しい人も多いのではないだろうか。
アジア太平洋地域のベスト4に日本のグランドマスター3人すべて勝ち残り、韓国のSurrender選手を含めた4人でブリズコンで行われる世界選手権の出場権を賭けてこの日準決勝・決勝戦が行われた。

決勝に残ったのはglory選手とSurrender選手。蒼汁が決勝の解説を担当した。
ゲームカウント2-2で迎えた最終戦に勝利したglory選手。ハースストーン世界選手権の舞台に5年ぶりに日本人プレイヤーがあがることとなった。

その後、蒼汁のTwitchチャンネルにおいて、準決勝で敗退したAlutemu選手vs posesi選手で非公式の3位決定戦が行われた。

6/12~14 マスターズヨンショーピング(オンライン)出場

 オンライン開催に変更になったマスターズヨンショーピングに出場した。
オンラインで自宅にいながらにして参加できる大会とはいえ、大会時間はスウェーデン時間を基準に行われるため日本では夜~早朝という日程となった。

day1 2勝3敗でday2進出はかなわなかった。

観光や現地の食事などのツイートもない、見てる側からしてもわびしいマスターズツアーとなった。
時勢が良い方向に向かい、ハースストーン含めたeスポーツの競技シーンが今までの規模で行われることを願わずにはいられない。

6/28 TwitchStreamerBattle :MineCraft Powered by ZONe

 第1回から3回連続での参加となったTwitchStreamerBattle 第1回(UNO)から第3回(MineCraft)まですべてプレイヤー側で招待されているのは蒼汁と、LoL配信で人気のスタンミ氏の2名のみである。

今回はチーム戦。蒼汁はここ最近交流のあるENLIFE所属の配信者hinas3氏と同じチームFに割り当てられた。
競技形式は、1チームにつきひとつ運営側が用意したサーバーに入り、設定された実績をこなす実績ミッションと特定のアイテムを納品する納品ミッションでポイントを競うというもの。

MineCraft歴は長く、何度か配信もしている蒼汁がチームを勝利に導くかに思われたが、


エンダードラゴン狙いとダイヤ発掘の分担作戦、そしてひなすさんの大活躍が功を奏し、チームFが優勝となった。
優勝決定後のインタビューではMCの古川美鈴さんにダイヤ5個しか発掘できなかったことをイジられてイベントは終了した。
死んでしまった!
みりんさんにいじられる蒼汁

7/13 蒼汁26歳の誕生日

またひとつ歳を重ねた男。公開しているほしいものリストから大量にプレゼントを贈られた。

今年もまた蒼汁の一年をまとめて見て思ったこと、それは「こいつめちゃくちゃ忙しいな」です。
基本的に蒼汁の動向はSNSで確認し、それに基づいてこのブログを書いています。それだけでもこのイベントの密度なので、SNSにあげていないイベントや打ち合わせなども含めると更に濃密なストリーマーライフを送っていることになりますね。

僕から蒼汁に言いたいことは去年と同じです。体調にはくれぐれも気を遣ってください。美人薄命という言葉に蒼汁は当てはまらないと思っています。

そしていまだに果たせていないこと、僕自身が蒼汁配信に出会ってから4年、未だに対面ができていないのだ。
蒼汁27歳を迎えるまでには実際に会って、来年のまとめに載せる本人のコメントを一節貰えたらと思っています。

それでは2021年の7月13日にまたお会いしましょう。アディオス!


おとぎ話みたいな伝説の男、蒼汁

はっきり言って顔はまずまずだが、

彼の真価は、配信開始ボタンを押してからが本番だ



蒼汁は、配信する

それこそが彼の真の姿 "頂点配信者アオジール"




ここまでが、私の追った蒼汁という男の記録だ。

しかしこの記録を読んで、彼のすべてを知った気になってはいけない。

"男子三日会わざれば刮目して見よ"

そう、彼は成長を続けている。

最新の蒼汁は、常に配信の中にいるのだ。



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