【25歳おめでとう】蒼汁 激動の1年間を振り返る・前編(2018下半期)

蒼汁さん25歳の誕生日おめでとうございます。
前回の紹介記事 いずれ世界を獲る男 蒼汁 - denchiの清楚系ブログ から一年弱。

今回の記事では、蒼汁という男が本当に世界を獲りうる器の持ち主なのか、2018年下半期~2019年上半期を振り返りながら再考していくといった趣旨となります。
名前は知ってるけど蒼汁さんってどういう人なの...?と思っている方は上のリンクから前回の記事もぜひ読んでみてください。

前編では2018年下半期"ストリーマー蒼汁"が辿った軌跡を端的にまとめました。
平成最後の秋~冬、蒼汁はどんなアクションを起こしたのか、またどんな災難に見舞われたのか..見ていきましょう。

2018年8月~

8月~ 配信の基盤をTwitchに移す

 これまで主にニコニコ生放送にてハースストーン配信を行っていた蒼汁だが、Twitchパートナーになったのを契機に徐々に配信基盤をTwitchに移行していく。 現在はハースストーンに限らず配信全般をTwitchにて行っている。

8月 奇数ウォリアーでアジアラダー上位をキープ

 8月の拡張"博士のメカメカ大作戦"リリースにて大きく強化されたデッキである奇数ウォリアーを武器にアジアのラダーで一桁順位をキープし続け、畏れ多くもJapanese Fibonacci1を名乗る。
ちなみにFibonacci選手自身は奇数ウォリアーをあまり好んで使っておらず、"自称"Japanese Fibonacciという二つ名には多くのツッコミが入った。

9/1 ハースゲーマーズ主催 PRIDE MATCH奇数ウォリアーのスペシャリストとしてMachamp(現:Alutemu)選手のクエストローグと対戦2

 環境デッキのスペシャリスト同士が対決し、各々のデッキと誇りをかけて対決するというハースゲーマーズ主催の対戦企画"PRIDE MATCH"に奇数ウォリアーのスペシャリストとして参加する。
奇数ウォリアーで好成績を残していた8月のラダー配信にて、蒼汁は幾度もクエストローグを打ち負かし「クエストローグは有利マッチ!」とまで言い切っていた。
(HS Replayのレジェンド帯データによると奇数ウォリアー側の勝率は17%)

対するクエストローグ側 Machamp選手3も名手であるとともに、相対するデッキの奇数ウォリアーに関する知識、経験も豊富であった。
相性差が顕著なデッキ同士の対決であるため、6本勝負・奇数ウォリアー側が2勝すれば蒼汁の勝ちという変則的なルールにより行われた。

6回の対戦の末、クエストローグ5-1奇数ウォリアーで蒼汁は敗北となったが、前述の勝率通りの結果といえるだろう。

9/7 肺気胸で緊急搬送、その後入院へ

 2018年9月7日21時54分 突然の胸の痛みで救急車に運ばれたとツイート。蒼汁の不摂生な生活は視聴者にとっては周知の事実であったため、心配の声が飛び交った。原因は肺気胸。決定していたハースストーン秋季プレーオフ実況解説の仕事を休まざるを得ない状況に追い込まれた。
9月11日 再検査のため病院へ赴き、入院を告げられる。普段の倍のツイート量が入院生活で暇を持て余していたことを物語っている。
9月13日 退院。長ければ2週間と言われていた入院生活だったが想定以上に快復が早かったためスピード退院をする運びとなった。

退院後も経過観察のため通院していた彼は病院でのラダーに味気無さを感じたのか、僕に怪文章を送り付けてくることもあった。

11月~12月 異動に伴うニート期間 詳細不明 朝方から夕方までぶっ通し配信を続ける

 後述の転職に伴う準備期間と本人は説明しているが詳細は伏せられている。いつ開いても大体ラダーまわしているなこの人...という状態がひと月ほど続いた。

11/2 ブリズコンに招待されアナハイム

 ハースゲーマーズ管理人のはるか氏と共にBlizzard社から招待されBlizzcon4の会場があるカリフォルニア州アナハイムへと赴く。
Blizzard社の広場でキャラクターを模した像と写真を撮ったり、WarCraft,OverWatchのキャラクターの恰好をしたコスプレイヤーと写真を撮ったり、現地でしか買えないグッズをお土産として買いこんだり、かなり楽しんでいた様子であった。
イベント中には会場からの生配信もあり、現地の雰囲気をはるか氏と共に伝えていた。

11/10 BeerBrick主催で蒼汁快気祝いBBQが開催される

 突然の肺気胸から2か月、病床の蒼汁がahirun氏に対し送ったリプライ「BBQやりたい!!」というわがままが実現し、BeerBrick主催によるBBQが東京お台場にて開催された。
しかし当日、主役であるはずの蒼汁がまさかの遅刻。快気祝いのため遠方から来た参加者も待たせる男、さすがである。

蒼汁は参加者に配るためのブリズコンのお土産を持参し、じゃんけんによる争奪戦が行われた。ほぼ全員に行き渡ったようだが、参加者の一人 B787氏はじゃんけんで負け続けお土産を貰いそびれたようである。
BBQ自体はというと、HS関連のイベントを何度も開催しているBeerBrickが主催ということもありつつがなく終了したようだ。 僕も参加したかった

11/16 ハースストーンワールド公開収録にゲストとして出演

 ハースストーン公式によるTwitchの配信コンテンツ、ハースストーンワールドの初めての公開収録にゲストの一人として出演
番組内容は、司会のせんとす氏,Yucco氏,ゲスト10名が三人一組で4チーム5に分かれ、ハースストーンのチーム対抗戦(勝ち抜き戦)を行うというもの。

蒼汁は3104氏、zico氏とともにストリーマーチームを組む。初戦はチャンピオンチーム(hinaya選手,mattun選手,シンイチロォ選手)と対戦し勝利。
勝戦では人気プレイヤーチーム(nukesaku選手,zarathustra選手,テンペスト選手)と対戦、蒼汁は0-2の不利な状況で大将として登場。相手チームの先鋒zarathustra選手を破るも、
次鋒nukesaku選手とのハンターミラーに敗れ、チームとしては準優勝で対抗戦を終える。
3104氏との不仲説がにわかに囁かれていた(?)が配信上では談笑したり、集合する場面では蒼汁が3104氏の肩に手を置くなど不仲説を払拭するような場面が垣間見られた。

配信アーカイブはこちら https://www.twitch.tv/videos/336538489

12/7 ラダーポイント36ptで冬季アジアプレーオフ出場の権利をつかみ取る

 11月のラダーランキングが発表され、蒼汁の36ポイントが確定し地域上位64名が参加できるプレーオフ出場を決めた。
酒場のヒーロー枠で出場した2017年冬季プレーオフ以来の出場であり、「次は酒場のヒーロー枠じゃなくポイントを積み立てて出たい」と口にした言葉をポイント制廃止前最後のプレーオフで有言実行した形となった。
ちなみに2017年の出場時にはバトルタグ”執念の蒼汁”(しゅうねんのあおじる)が海外配信にて間違われ"SHUEN NO AOJIRU"と記載されるといったハプニングがあった。

前編では2018年下半期の蒼汁を振り返りました。
一視聴者の僕が第三者の目線でこれほど書き起こすことがあることからも、いかに彼が濃密な半年間を過ごしてきたかわかりますね。
後編では2019年上半期の出来事を振り返ります。


  1. Fibonacci カナダ出身のハースストーンプレイヤー ウォリアーのランク戦勝利数は5桁に達するほどのウォリアー愛好家 プレーオフ出場経験も多数。不定期でTwitch配信も行っている

  2. PRIDE MATCHのリンク 【PRIDE MATCH】-変則六本勝負- 蒼汁 奇数ウォリアーvs Machamp クエストローグ - ハースストーンデッキ検索 HearthGamers

  3. Machamp 日本在住のハースストーンプレイヤー まちゃぽんの愛称で親しまれている。 2019年にバトルタグをAlutemuに変更。(本人曰く呼び方はMachampのままでも構わないとのこと) 現在行われているグランドマスター大会にアジア太平洋地域の選手の一人として参加している。

  4. Blizzcon Blizzard Entertainmentが毎年開催するファンイベント。 Blizzard社のゲームの新情報発表や大会が現地で行われた。 Blizzcon2018ではHearthStone Global Gamesの決勝やOverWatch World Cupが行われた。

  5. ハースストーンワールドチーム(せんとす,Yucco,tredsred) チャンピオンチーム(hinaya,mattun,シンイチロォ) ストリーマーチーム(蒼汁,3104,zico) 人気プレイヤーチーム(nukesaku,zarathustra,テンペスト) 敬称略